修学旅行
高校の修学旅行は京都と奈良に行った。
当時、北海道から京都に行くのは札幌から列車に乗って函館まで行く。
そこから青函連絡船に乗り青森まで行く。
青森から寝台列車で上野まで行く。
上野から東京まで行き新幹線で京都駅に降り立った。
初めて乗った新幹線は快適だった。
富士山が見えると歓声が上がった。
帰りは京都から新幹線で東京まで行き、上野まで移動した後、青森までの寝台列車に乗るまで待ち時間を利用してアメ横にちょっとだけ寄った。
帰りの寝台列車で事件が起きた。
引率の先生がお酒を飲んでしまい、学年でも美人の同級生を口説いたのだ。
私は寝台列車の上のベッドに寝ていたか、下が騒がしく目を覚ました。彼女は私の向かい側の下のベッドで、酔っ払った先生に手を握られて前から好きだったとか言われていた。
私はビックリして声が出なかったが、下のベッドの友人が他の先生を呼びに行き、事態に気付いた男性教諭が数名駆けつけ、酔った先生はドナドナされて行った。
少し大人びた同級生ではあるが、その時は高校2年生。怖くて泣いていた。
同級生数人で彼女を慰めた。
修学旅行後、彼女は少し学校を休んだ。
酔った先生はしばらくの間、謹慎処分になっていた。
修学旅行を思い出すと、楽しい旅行とこの事件をセットで思い出す。
今から48年くらい前のことだが、令和の時代こんなことがあったらニュースになるんだろうなぁ。
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