自分のルーツ
中学生の頃の話です。
私の顔立ちから当時の校長先生に
「君はアイヌか?」と聞かれた。
「母方の祖父母はアイヌではないです。父方の祖父もアイヌではないです。ただ父方の祖母の生い立ちを詳しく聞いた事がないので、わかりません。祖母は石狩の花畔の出身しかわからないので…」
と答えた。
先生は頭をかきながら
「そうか。実は僕はねアイヌ文化に興味があってね。特に民話を自分なりに集めているんだ。出来ればアイヌの人たちの家庭に口伝えで伝わっている話を聞いて、まとめたいんだ。」
というような内容を熱く語っていた。
私は北海道で生まれ育ったが,アイヌの人たちの文化については詳しくない。
それでも小学生の時に、北海道の歴史の授業があった。その時にいくつかアイヌの民話について授業を受けたような覚えがある。
父方の祖母のルーツがよくわからないので、私にアイヌ人の遺伝子があるのかはわからない。
話は変わるが、父方の祖父の生家は坂上田村麻呂の家来で,滋賀県から青森まで来たらしい。
それからずっと青森県の某所に住み続け、女子しか生まれない時は,お婿さんに来てもらって家を守って来たそうだ。
そんなお婿さんの中に、父親が船乗りで南洋から,お嫁さんを連れて来た人がいたそうだ。
その人の次男か三男なのかはわからないが、祖父のご先祖様のようだ。
体格がよく顔立ちもハッキリとしている男性だったが,働かない人だったので離縁したという話しが,ご先祖様から言い伝えられていたそうだ。
嘘か誠かは私にはわからないが,本当なら私の中にも,南洋の人の血が流れている事になる。
自分のルーツを調べていくと,思いがけない所に繋がっていそうだ。
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