tomato-zooのブログ

日常的なことや、普段思っている事の他、好きなハンドメイドについて、書き留めます。

思い出した‼️

今日は7月17日


初めて出来た彼氏の誕生日。


17歳から20歳まで、くっついたり離れたりしながら3年間付き合った。


彼との出会いは、高校の通学時に乗っていたバスから毎朝、彼を見かけたという事だった。

リーゼントで、ちょっと悪い風貌の彼になぜか心惹かれた。


「あの人、毎朝歩いてるよね。」


何気ない親友の一言で、私はさらに彼が気になった。


それから、毎朝彼を見るのが楽しみになった。


月日は流れ、私は大きな決心をした。

バレンタインデーの日に告白する事を決めた。


遅刻覚悟で、私は彼が歩いてくる先のバス停で降りて待った。


そして、前方から歩いてくる彼をドキドキしながら待ち,声をかけた。


「あの,突然すみません。毎朝乗っているバスからあなたが歩いている所を見ていて,好きになりました。お付き合いしたいんですけど。」


と告白する私にたじろぐ彼。


「ねぇ、良いでしょう。」


という私の圧に思わず彼は言った。


「あー‼️はい」


私はすかさず,チョコレートと自分のプロフィール・連絡先を書いた手紙を渡した。


何日かして,彼から電話がきた。


「いやー、ビックリしたよ。俺男子高だし」


とモジモジ話していた彼から連絡先も聞いた。


彼とのお付き合いが始まった。


彼は矢沢永吉さんのファンで,私もそれから矢沢永吉さんのファンになった。


彼が免許を取ってからはドライブにも行った。


当時,彼はお金を貯めてゴールド色のスカイラインを買った。その車で行くドライブは楽しかった。


そして、20歳の頃にプロポーズをされた。


私は高卒で働き始めたので、プロポーズされた時は、お互い生活力がなかった。


彼との今後の生活を話し合った時に、彼の考えの甘さや価値観の違いに気がついた。


今はまだ結婚は出来ないと思い断った。


それから彼とは会わなくなった。


時間が出来た私は,本格的に編み物を習う事にした。


その時間が現在の私の下地を作った。


一度だけ政治家のパーティに付き合いで行く事になり、彼を見かけドキッっとした。


帰り際に行ったトイレから出た所で,彼にバッタリ会ってしまった。


お互い、ぎこちなく挨拶をした時に


「おまえ,綺麗になったな」


と言われた。


「貴方も大人になったね」


と私は答えた。


彼は何か言いたげな顔をしていたが,一緒に来ていた人が帰るよと呼びに来たので,その場を後にした。


今,彼はどうしているんだろう。


彼の実家は大きな幹線道路沿いにあったが、今は大きな倉庫になっていた。


会いたいとは思わないが、元気で幸せに暮らしていてほしいと思う。


そして二日後は私の誕生日。


二日しか違わない誕生日にお互いお祝いした青春時代をふと思い出した。