母が刺し子を始めたキッカケ
札幌の円山に「朱夏」というお店があった。
とっくに閉店していて現在はない。
私が独身の頃、そこのお店と雰囲気が好きでたまに行っていた。
古民家を利用した店舗だった。
置いているものは和食器とビンテージのヨーロッパの布、フランス製の布、日本の古布、刺し子のキットや布巾、パッチワークのカットクロスなど魅力的な商品が沢山あった。
そこで売られていた布に一目惚れしてスカートを縫った。
なぜか実家に置いたままにしていたら、母がスカートを解き、母が作る巾着の裏地になっていた。
私は、そこで見た刺し子のキットも気に入り、購入してチクチク刺して完成させた。
それを見た母が、あんたの刺したのは目が揃っていないと言って解いてしまった。
えー!!
私が買ってきたのに💦
母は嬉々として、刺し子をやり直して完成させた。
母の刺し目はとても綺麗で敵わないと思った。
それ以来、母は刺し子にハマり次々と作品を仕上げた。
最近は目が悪くなり、針が進まなくなった。
でもね、私も刺し子をやりたかった。
今、密かに刺し子を練習している😊
写真の小皿も、ここで買ったもの。
30年以上使っているが使いやすく、ずっと気にいっている。
店はないけど買った物の思い出は、いつまでも色褪せない。
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